皆殺しの流儀
- 出版社/メーカー: アメイジングD.C.
- 発売日: 2016/02/03
- メディア: DVD
- この商品を含むブログを見る
原題は'We Still Kill the Old Way'。イアン・オギルヴィー、スティーヴン・バーコフ、ジェームズ・コスモという、渋いイイ顔親父俳優が揃ったクライムアクションです。女優陣もアリソン・ドゥーディ、リセット・アンソニー(「銀河伝説クルール」!)と中々。監督・脚本は、ジュリアン・ギルビーの「プラスティック」の脚本も担当したサシャ・ベネット。「フーリガン」シリーズのドゥージー・ブリムソンも脚本に参加してます。なお、同じ英題のジャーロ「悪い奴ほど手が白い」とは直接の関係はありません(監督が意識して付けたかも知れないケド)。
かつて弟と仕切っていたシマで、今は我が物顔で暴れ回るチンピラたち、通称“E2ギャング”が女性を襲っているのを見かけた元ヤクザのチャーリー。割って入り、女性を助けたのだが、若さと人数には勝てず、逆になぶり殺しにされてしまう。足を洗ってからはスペインで暮らしていた弟リッチーは、訃報を聞き、数十年ぶりに帰国するが…。
この後は、兄の復讐を誓い、行動を開始する主人公。それを聞きつけ、かつての仲間たちも…という、「龍三と七人の子分たち」を思い出させたりもするリベンジアクションの様相に。
で、イイ顔した爺様たちが、いかにもヤクザっぽいブラックスーツ姿でズラッと揃った絵は文句無しにカッコ良い。
ただそこからが、テンポはユルいし、キャラの作り込みやそれぞれの絡み方は浅いし、暴力描写はちゃんと見せてくれないし…なモンで、チンピラを追い詰めてくスリル、本物のヤクザの怖さみたいなのが全然感じられない。世代間の衝突といった、いくらでも面白く出来そうなネタが転がってるのになあ。
こんな感じで、非常に物足りなさが残る作品でした。それこそジュリアン・ギルビーに撮って貰った方が良かったんじゃないですかね。
※OP曲 ※ED曲快調だったのはこの2曲が流れるシーンくらいだったなあ。
- 出版社/メーカー: エクリプス
- 発売日: 2013/09/27
- メディア: DVD
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 出版社/メーカー: マクザム
- 発売日: 2014/11/28
- メディア: DVD
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
- 発売日: 2013/06/26
- メディア: DVD
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: 復刻シネマライブラリー
- 発売日: 2013/03/11
- メディア: DVD
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2015/10/09
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (2件) を見る