フィクサー

フィクサー [DVD]
7/25レンタルリリース オールインエンタテインメント

白竜主演のクライムドラマです。共演は水元秀二郎、以下いつものみなさん。監督は「西日本最大の抗争」の城島想一です。

戦後、在日韓国人として大阪に生まれた趙優大。愚連隊あがりながら次第に才覚を現し、関西財界の闇の世界でビジネスマンとしてのし上がっていく…。

このあらすじとタイトルで察しがつく人がいらっしゃるかも。そう、本作はあの許永中をモデルにした、と思われる作品でした! 序盤は青年期の主人公を水元秀二郎が、後半を白竜が演じるという構成。

危ない橋を渡りながら、足手まといとなると恩人でも切って捨てる主人公。そして京都の放送局の話やら、◯ツミセイジとの関わり、そして当然クライマックスは◯トマン事件まで描いていきます。

ただ、オールイン製作のこの手の実録?モノにありがちで残念なトコなんですが、主人公をあくまで善人というか、時代が悪い!みたいな綺麗事として描いているのはどうなのか。悪いことしてガッポリ儲けてガッハッハ!な、イケイケのピカレスクヒーローとして描いた方が面白いと思うんだけどなぁ。

許永中 日本の闇を背負い続けた男 (講談社+α文庫)

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