スパークス


※予告編

原題も'Sparks'。オリジナルのアメコミ風ヒーローの活躍を描いたアクション映画です。主演は「クリーチャーズ 異次元からの侵略者」のチェイス・ウィリアムソン。相手役は「ラスト・エクソシズム2 悪魔の寵愛」のアシュリー・ベルで、クランシー・ブラウン、ゲイリー・ビューシィ、そしてウィリアム・カットが共演です。監督・脚本のチームはコレが初長編の新人みたい。

ニューヨーク。かつてヒーローとして活躍していたものの、今は殺人犯として追われるスパークスが新聞社に駆け込み、それまでの経緯を話し始める。悪党の逃亡劇に巻き込まれ、両親を亡くしたのを機に、仮面を着けてヒーローになる事を誓った彼。街の悪者を退治するうちに、“レディー”という女性ヒーローと公私共にパートナーとなったのだが、彼らが追っていた連続殺人鬼に逆に捕まってしまい…。

まず、最近のコミカルだったり、ヒーローになった者の人間性を掘り下げたりするタイプではなく、かなりストレートな、それもアメコミの原点であるハードボイルドな犯罪モノのテイストの作品でした。暗い、シリアスというか、アダルト寄りで、ちゃんとベッドシーンもある。そして、新人にしては映像面等、その雰囲気を出すのに成功しています。

そして、ニューヨークといっても、近郊に巨大隕石が落ち、その放射能の影響で特殊能力を持った者たちが出現しているという、パラレルな設定。

で、パートナーやヒーローとしての信頼を失った主人公が再起、両親の仇を追ううちに、眠っていた能力を開花させる…という展開です。

先に書いたように雰囲気は出てるし、きっと設定ももの凄く練ったんでしょう。それが終盤の種明かしにも繋がっていきます。ただ、それらのネタが正直詰め込み過ぎ! 三十分経つ毎に、ここまでで一本作った方が良かったんじゃ?と思うほど。おかげで、ネタが多過ぎるから雑多に見えたり、結局一つ一つのネタが浅く見えたり。

あと、その練った設定のほとんどに既視感があるのも、まぁ仕方ないという気はしますが、やっぱり気になる。

ま、頑張ったで賞くらいは挙げてもいいかな? それと、久々に見たウィリアム・カットの顔がコワすぎた…。