フランケンシュタイン・リポート

原題は'The Frankenstein Theory'。「ラスト・エクソシズム」のプロデューサーが製作したモキュメンタリースリラーです。今回のネタはタイトルにある通り、フランケンシュタインの怪物! 主演は「処刑・ドット・コム」のクリス・レムキーで、海外ドラマでちょくちょく見かけるジョー・エジェンダーやティモシー・V・マーフィも出演してます。監督・脚本は「ヘル・ドライブ」等の製作を担当していたアンドリュー・ワイナー。

自分の先祖が不老不死を研究する秘密結社を作り、あのメアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』はその過程で生まれた実録小説だと語るジョナサン。しかも、フランケンシュタインの怪物がまだ北極圏で生き続けていると力説する彼は、撮影クルーを伴って、カナダのノースウエストへ向かうが…。

この後はモキュメンタリーものの定石通りに、メンバーのダラダラした喋りや、“ホントにいるワケねえよwww”とか何とかで始まるいさかいを見せていく流れ。正直言って退屈…。

まぁ、この手の映画にしては役者が揃ってる分、ちゃんと作られていました。逆に言うとあまり“ドキュメンタリー”ぽい雰囲気が薄くなってるとも言えますが。

で、幽霊やトロールフランケンシュタインの怪物に代わっただけで、このネタならではの特色、面白さは感じられなかったなぁ。そもそもフランケンシュタインの怪物がモキュメンタリーの題材としてどうなのよ?という、誰でも抱く疑念は最後まで払拭されないままという凡作でした。

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