ライオンハート 獅子王リチャードと呪われた城
※予告編
原題は'Richard: The Lionheart'。獅子心王リチャード一世を主人公にしたアクションアドベンチャーです。ほとんどの役者が知らない人たちですが、父王ヘンリー二世をマルコム・マクダウェルが演じています。監督は「グラディエーター・キングダム」のステファノ・ミラです。
北イタリアで放蕩三昧に明け暮れていた英国王子リチャードが、兄のヘンリーと十字軍に捕まり、呪われた城と呼ばれる牢獄に幽閉される。昏倒したリチャードは夢の中で、ここを出るには三つの苦難を乗り越えなければならないと告げられるが…。
この後は、同房になったスペイン人から戦う術を習ったリチャードが、三つの苦難=モンスターみたいなヤツとのバトル等を繰り広げ、その一方で父のヘンリー二世は…みたいなお話でした、一応。
でまぁ、この監督の過去の作品同様に、古城とそこに集うイカつい男たちという、パッと見の絵は非常に良かったです。ただし、そこで展開するドラマ&アクションがまぁヒドい、というか退屈で眠い!
とにかく、主人公が何故捕まってこんな目に遭うのか、ヘンリー二世も若ヘンリーもいかにも怪しげな僧侶も、もったいぶったセリフを言うばかりで勿体つけてるから全然わからない。というか、どういう話なんだか全部が全部さっぱりわからない!
三つの苦難にしたって、「タイタンの戦い」みたく、ベタで良いからわかりやすいモノになってるかというと、それも微妙。それぞれの苦難が始まる前にご丁寧に日本語スーパーで"第◯の苦難”と出るんですが、これってそのままだとあまりに唐突過ぎて何時始まったのかすらわかんないから、メーカーさんが独自に入れたのでは?と想像出来るくらいにヒドい出来。
そして恐ろしい事に、パート2に続く終わり方! それを見た瞬間、頭を抱えたくなってしまったほどの駄作でした。
- 出版社/メーカー: アルバトロス
- 発売日: 2014/01/08
- メディア: DVD
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
- 発売日: 1999/02/26
- メディア: DVD
- この商品を含むブログ (1件) を見る