アックス・ジャイアント

原題も'Axe Giant: The Wrath of Paul Bunyan'。「ファーゴ」に登場した巨像でも知られる、アメリカの民話に登場する木こり巨人、ポール・バニヤンをモンスターに見立てたスプラッタホラーです。出演はジョー・エステヴェス。監督は「ライトニング・ストライク」のゲイリー・ジョーンズです。

ミネソタ州。山林での軽犯罪者更生キャンプに参加した五人の若者たち。だがこの森には、伝説の巨人ポール・バニヤンが実在していた!

ポール・バニヤンは恐ろしげな見た目とは裏腹に、鹿を食い殺そうとしている熊を退治してくれる優しいヤツ! ところが、キャンプ参加者のバカ者が、バニヤン唯一の友だった雄牛ベイブの墓から角を持ち去った事から大激怒!という展開です。

この監督の過去作同様、バニヤン以外の設定は超ベタベタ。バカ者の一人である黒人はスーパーハッカーという感じで。ショックシーンも大斧を使っての大切断!が連発するんですが、全くタメが無いから怖くも恐ろしくもない。

また、特殊メイクに肉襦袢というバニヤンの格好はともかく、その合成具合がヒド過ぎ。おかげでバニヤンの身長が伸びたり縮んだり。CG周りは全てヒドくて、特にバニヤンとの因縁を見せる回想シーンでの雄牛ベイブのCGは…。こんなのしか使えないんだったら、セリフで説明するだけで良かったんじゃないかしら。

何故か最後はミリシア万歳!みたいになっちゃうのもどうかと思いますが、ラストは怪獣映画の定番に沿ってるし、ジョー・エステヴェスの基地外ジイさんぶりも良かったので、ネタにする分にはいいかな?ダメかな??という感じの作品でした。

巨人ポール・バニヤン―アメリカの奇妙な話〈1〉 (ちくま文庫)

巨人ポール・バニヤン―アメリカの奇妙な話〈1〉 (ちくま文庫)