バロンほらふき男爵の冒険 - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

出版社/メーカー: アルバトロス
発売日: 2013/10/02
メディア: DVD
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原題は'Baron Munchhausen'。かの『ほら吹き男爵の冒険』を映像化した独製のファンタジーアドベンチャーです。レンタル版は二巻に分けてのリリース。ほら吹き男爵ミュンヒハウゼン役は「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」「グランド・ストーム」のヤン・ヨーゼフ・リーファース。監督は「トルネード」のアンドレアス・リンケです。

宿屋の安酒場で、嘘か誠か奇想天外な冒険譚を話すミュンヒハウゼン。だが、一文無しの彼は明け方こっそりと抜け出すが、それに宿屋で働く少女フリーダが着いて来てしまう…。

前半は、砲弾に捕まって空を飛んだり、月世界旅行へ向かったりという、有名なエピソードの連続。そして後半は、サンクトペテルブルグの女帝エカテリーナの下に戻った男爵と少女が…というオリジナルな展開です。男爵の冒険の相棒が少女という事で、全体的にファミリー向けの色合いも濃い作品でした。

ちょっと違和感があったのは、お爺ちゃんのイメージが強い“ほら吹き男爵”に対し、本作ではプレイボーイの側面もある中年男という設定になっている事。例えるなら、最近のロバート・ダウニー・Jr.のイメージ。この辺は好き嫌いが分かれるトコかな。

全体的には独製TVムービーらしく、真面目かつ丁寧に作られていました。セットや衣装はかなりちゃんとしてるし、VFXも悪くないレベル。

なんですが、お話の面でも、演出、映像の面でもココが！と言える、面白い部分が余り…という。テンポもやたらノロいし。まぁ、その辺も独製TVムービーらしいと言えばらしいところではあります。

良かったのは、少女役の子役のコが中々可愛らしかった事。彼女の存在感があるおかげで、最後までギリギリ見る事が出来ました。

日本語吹替版で見たら印象が変わるかも…という気はします。