ノーベル殺人事件

原題は'Nobels testamente'。リサ・マークルンドの“アニカ・ベングツソン”シリーズの一編(日本未翻訳?)を映画化したスウェーデン製サスペンスです。キャストはよく知らない人ばかりで、監督は「アーン 鋼の騎士団」のピーター・フリント。製作は「ミレニアム」のトコで、同じ様にシリーズ化する予定みたい。

ノーベル賞の受賞パーティを取材中の女性記者アニカの目の前で、医学賞を受賞したイスラエル人科学者と選考委員長が謎の美女に襲撃される事件が発生する。受賞者は一命を取り留めたものの、選考委員長の女性科学者は死亡。逃亡した女ヒットマンを追う警察は、標的がイスラエル人だった事から、イスラム過激派の関与を疑うが…。

この後は、警察から緘口令を命じられたヒロインが独自の取材を開始。標的は果たしてイスラエル人科学者だったのか?!という流れです。

出来の方は、最近絶好調でハリウッドで次々にリメイクされている北欧製サスペンスもの同様に、適度に派手で適度に真面目なムード。お金も掛けられていて、水準以上の面白さは保ってました。

ヒロイン像も、単なるやる気満々な女性ジャーナリストというんじゃなく、家庭人としての姿も見せていて好感。

しかし、映画としてみると、お話的にも映像的にもワンパンチが足りない印象も。TVシリーズの一編なら、といった出来でした。

爆殺魔(ザ・ボンバー) (講談社文庫)

爆殺魔(ザ・ボンバー) (講談社文庫)

※シリーズの中で翻訳されてるのはコレだけかな?