ターミネーター・ライジング

ターミネーター・ライジング [DVD]

ターミネーター・ライジング [DVD]

原題は'Perfect: Android Rising'。ニュージャージー産の近未来SFアクションなんですが、スタッフとキャストは全く知らない人たち。

2030年代、好景気に沸くアメリカ。貧富の拡大を原因に起こりつつあったテロ活動対策として、ヘス博士によるアンドロイド・ジェネシスの開発が始まるが、ジェネシスは実験中に暴走。そして研究所で封印されていたジェネシスを何者かが街へ解き放ち、博士の妻を惨殺してしまう。時は経ち、2059年。遂に内戦状態に突入したアメリカで、政府はヘス博士が新たに開発した女性型ロボットの実戦投入を検討していた…。

まぁ、見る前からある程度予想していましたが、非常に手作り感のある作品でした。ちなみに監督はこんなのを作ってた人でした(w。

とにかく全てが安い! 血飛沫関係がCGというのはともかく、SF的な近未来描写ゼロ! 退廃的なデストピア風でも無し! アンドロイドは黒いジャージかタンクトップを着て、今更うぃーんうぃーんとロボコップ動きをするだけ! ちなみにプロトタイプは監督自身! そして極め付けはIDカードがパウチッコ!!

他にも、ストーリーはつまんない、というかちゃんと見せられてないわ、設定は説明出来てないわ。構成はヘタクソ、どこのオバサンがショボい会議室に?と思ったら大統領だったりと、あっちもこっちも穴だらけの出来の悪い低予算映画でした。

ただ、見ていて憎めないのは、監督以下、この手の映画が好きで、一生懸命真面目に作ってるのが伝わってくるから。あと、女アンドロイドを筆頭に、出て来るおネエちゃんたちが、このレベルの映画にしてはそこそこ可愛かったのも良かった点かな(w。