スピードMAX WILD MISSION

スピードMAX WILD MISSION [DVD]

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原題は'3 Weeks to Daytona'。ストックカーレースの世界を舞台にしたアクションドラマです。主演は「水曜日のエミリア」のスコット・コーエンで、ジョージャ・フォックスやリップ・トーンが共演と中々のキャスト。監督・脚本の人は全く知らない人です。

デイトナ500への出場の夢を捨てきれず、田舎町のストックカーレースに参加し続けるベテランレーサーのチャック。普段は運転手として活動資金を捻出してきたものの、それも火の車となり、乗る車の調達まで四苦八苦する始末だった。そんな時、デイトナの出場を賭けたレースが開催される事を知り…。

こんな感じで、カーアクションの迫力で魅せる作品ではなく、中年レーサーとその周辺の人々との姿を描いたヒューマンドラマと言った方が正しい内容でした。

でまぁ、題材は違えども昔からよく作られたパターンのお話。そして、この手の映画なら、自然と周囲の人々が主人公を助けたくなるように、もの凄く才能がある(一応、若い頃は…という設定ではありますが)とか、人間として魅力があるとか、そういう面を見せなきゃいけないと思うんですが、この映画はその辺が上手く出来てなかった。

レースに熱中するあまり女房に捨てられて…というのもパターンどおりですが、映画で見られるだけの姿だと、それも当然。週末だけ預かる一人息子も、金が無くていがみ合い、罵り合う大人の醜い姿をしこたま見せられて可哀想という気分に。

テンポも鈍いし、コミカルな場面もかなり寒い。メインどころの演技がちゃんとしてる分、眠たくなる事は無かったけど、それ以外の脇役陣の演技はちょっと…。

そんな感じで、かなりダメダメな凡作でした。真面目に作られてはいるんですが。

水曜日のエミリア [DVD]

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