日本犯罪史 飼育の罠


4/25レンタルリリース オールインエンタテインメント


単独犯。襲撃。男と女。「我々の、日本の未来のために・・歴史を変えなくちゃならんのです・・・」岡崎二朗『日本犯罪史 飼育の罠』 プレビュー

実際の事件をベースにした犯罪サスペンスシリーズの完結編は、あの警察庁長官襲撃事件が題材。主演は岡崎二朗。かすみ果穂も出演してます。シリーズ前作「欲望の穴」の感想はこちら

平成七年。名古屋で現金輸送車を襲撃した初老の男、佐藤が現行犯逮捕される。彼の経歴を洗ううちに、数々の拳銃を使った未解決事件への関与が浮上し、大阪県警、更には警視庁までが捜査に乗り出す。そして、遂に警察庁長官襲撃事件にまでたどり着いて…。

佐藤は政治闘争の資金集めのために犯罪に手を染め始めた男。そんな彼を、大阪県警の叩き上げ刑事が追い詰めていくという流れ。

全編シリアスめなムードで進む作品。しかも犯人役に岡崎二朗を配した事で意外にもリアリティが…という感触なんですが、そうすると全体のシナリオの詰めの甘さが逆に露呈するという感じにも…。この辺は痛し痒しでした。

あと、最後まで見ても、別に監禁事件とか出てくるワケでもなく、結局何が“飼育の罠”なのかわかんないのはどうかと思いました(w。

それから、このシリーズ。普段脇役の多い役者たちを主演にしてたり、オールインのVシネマとしては新機軸として興味深く見ていただけに、本作で終了するのはちょっと残念。また、似た企画が立ち上がるといいなぁ。

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