バイオハザード:ペイシェント・ゼロ

原題も'Patient Zero'。「エリア・オブ・ザ・デッド」のブライアン・T・ジェインズ監督による亜ゾンビスリラーです。キャストは全然知らない人たち。

とある田舎町に作られたジェム研究所で汚染警報が発令される。全ての通路が遮断され、責任者のジョナサンが原因を探ろうと発生源の研究室に入ると、倒れていた研究員が突然襲い掛かって来た! そして、警報を聞きつけて現れた特殊部隊は、救助するどころか所員たちを撃ち殺し始めて…。

研究所で扱っていたのは遺伝子操作によって生まれたバイオ兵器だった!という、まぁよくあるパターンです。

で、そういうありがちな話にも関わらず、この監督、前半戦はやたらもったいぶって、所員たちの会話中心のチンタラした展開に。リアリティを出そうとしたのかも知れませんが、その会話がまたつまんないわ、特に伏線になってるワケでもないわ。

そして、色んなトコにデッカイ穴がボコボコ開いてる。とりあえず、バイオ系の研究所で防護服を脱ぐ前にセックスしちゃダメだろうとか、汚染された所員は全員抹殺!という危機的状況のはずなのに、殺しに来た特殊部隊は防護服もナンも着けてないわ、とかツッコミどころが満載。

そういう監督の作品なので、ゾンビ映画、ホラーとしての面白さもほとんど無し。要するにかなりの駄作でした。

エリア・オブ・ザ・デッド [DVD]

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※見てないんだけど、見なくてイイかなぁ。