REPEAT リピート
2/2レンタルリリース プライムウェーブ・ネクシード
原題は'MoniKa'。「ディストラクション 合衆国滅亡 」のジェイソン・ワイルズと「HAKAIJYU 破壊獣」のセリナ・ヴィンセントが主演したアクションサスペンスです。そこにC・トーマス・ハウエルとアンドリュー・ハワードが共演。監督・脚本は「ジャバウォック 天空の龍神と雷斬りの剣」のスティーヴン・R・モンローです。
親友の俳優JJにラスベガスの安モーテルに呼び出されたレーガン。だが、JJはお楽しみの真っ最中。そこで、部屋の前で出逢ったモニカというブロンド美女と街へ繰り出し、一夜を共にするレーガンだった。翌朝、二日酔いで目覚めたレーガンがJJを訪ねると、彼は昨晩モニカが殺されたと言い出して…。
メーカーの惹句から、予知能力を持つ男の話かと思って見たんですが、実際はアリソン・デュボア的な幻視に近い能力でした。それはともかく、そんな力を持つ主人公の前に死んだはずの“モニカ”が再度出現。生前、彼女が妹の仇と狙っていた組織への復讐に、主人公も協力する事になって…というお話。
まず良いところを書くと、どん詰まりの場末感、ネオハードボイルド感が非常に濃厚で、良く醸し出せてる作品でした。いつもはB級SFアクションを職人的に量産してるモンロー監督ですが、実際はこの手の映画が撮りたい人なんじゃないかと思わせるくらいに。
逆に、その辺の雰囲気が良過ぎるせいで、前述の主人公の“能力”が邪魔になってくる。この“能力”を見せるシーンがあるせいで話はこんがらがってるし、結局ヒロインは何なの?生きてるの?幽霊なの??というのが引っ掛かって集中力を阻害する結果に。
結果的には凡作止まり。少々精神的に参ってる人、程度の設定にして、ストレートなクライムものとして作った方が良かったんじゃないかなぁ、と思わせる作品でした。あと、久々に見たセリナ・ヴィンセントは老けてたなぁ。
- 出版社/メーカー: ARC
- 発売日: 2013/05/28
- メディア: DVD
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