マンテラ トランスフォーマーズ
12/22レンタルリリース ファインフィルムズ
MANTERA - Cinematic Trailer 2012 [ASEAN Release] - [HD]
原題も'Mantera'。何とマレーシア製のロボットSFアクションです。当然スタッフ、キャストは知らない人ばかりですが、その中に何故か2008年のミセス・ワールド優勝者のウクライナ美女、カマリアが出演してます。
有史以前より戦いを続けてきた光連合軍と暗黒軍。そして2026年、モスクワ。とある研究施設で開発中だった最新ロボット、マンテラを女科学者が破壊してしまう。彼女はドバイへ逃亡したのだが、何故かマンテラの部品はクアラルンプールに住む少年の下へ届けられて…。
もう初っ端から、うるさいよ!何言ってんの?!と言いたくなるダメダメな設定(w。この後も、伝説の存在だったマンテラを、“選ばれた存在”だった主人公(ゲームオタク、役名はあずまん!じゃなくてアズマン)と仲間たちが再生。その為、主人公以外操れなくなってしまい、敵味方による争奪戦に巻き込まれて…という、超在り来たりな展開です。
マンテラは普通のロボットじゃなく、普段のスーパーバイクの形からトランスフォームして主人公に装着されるというパワードスーツ型。だから、そのシルエットはモスピーダをちょっと彷彿させます(タイヤを背負っちゃうヤツ)。
これ以外にも、当然の「トランスフォーマー」から「アイアンマン」、「スターゲイト」に「ギャラクティカ」と、昨今のSF系ヒット作品からのイタダキが多数。暗黒軍のボス“カナザワ卿”はジェームズ・アール・ジョーンズそっくりの声で喋るゾ!!
もちろん、日本のアニメやゲームの影響も多大。マンテラのボディにはご丁寧にもカタカナで“マンテラ”って書いてあります(w。アクションシーンはPS3の洋ゲーっぽかった。
設定や映像だけじゃなく、ストーリー面でも全てが借り物ばかり、製作者の好きな物を並べただけという感じで、厳しく言えば魂が入ってない気がしました。それは、主人公が強くなる為に武道の修行シーンがあるんですが、このパートの短さ、燃えられなさからもわかる。
個人的な好みでは、気取ってない分、フィリピン製の「トランスバトラー」の方が好き。ただ、タイやインドネシアだけじゃなく、マレーシアでもこういう一定のレベルに達してる娯楽映画が作れるのがわかったのは収穫でした。一応まとまってはいるから、ネタとして見るくらいなら十分だとも思います。
- 出版社/メーカー: ファインフィルムズ
- 発売日: 2013/01/01
- メディア: DVD
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