忍者ゾンビ

原題も'Ninja Zombies'。そのものズバリ、忍者のゾンビ(ゾンビの忍者?)が大暴れするホラー映画です。スタッフ、キャストは聞いた事も無い人たちですが、何故かロイド・カウフマンがカメオ出演しています。

二十五歳の誕生日を迎えたアジア系アメリカ人の青年、ダミアンの下に、死んだはずの両親から手紙が届く。そこに記された通り、地下室にあった箱を開けると、そこには日本刀と巻物があった! すると翌朝、突然ダミアンの家に忍者装束のゾンビが出現して…。

日本刀の正体は、かつてあの信長が所蔵していたものをダミアンの先祖(明智!)が盗み出していた魔刀だった! 忍者ゾンビはそれを追ってはるばる海を渡ってきた織田勢の追っ手! 主人公は魔刀の力と、彼の家に間借りしていた仲間たち(怪しげな日本語やコンボイ司令が描かれたTシャツを着用してるデブハゲ親父や、巻物を翻訳するのがアニメ好きが高じて日本語と剣道を勉強しているゴス女という完璧なボンクラたち…)の協力を得て立ち向かうゼ!!というお話です。

たまに当ブログで紹介するハリウッドのアジア系俳優たちが作ったような作品ではなく、コネチカットのボンクラどもが作ったらしき本作。おかげで、演技もアクションもCGも、全てが素人クサいのを通り越して素人そのもの…という出来。過去のシーンでは日本語も飛び出すんですが、言葉自体は意外にちゃんとしているものの、その言い回しが完全な棒読みで…。それ以上に、おそらくは役者ですらない出演者たち全員にハナが無さ過ぎ…。

でも、殺陣のシーン等、全然様にはなってないんだけど、一生懸命に作った熱意みたいなのは感じられる作品でした。だからと言って、これを商品として売るのは如何なものかと思いますが(w。