シー・ヴァイパー 潜航作戦!U235を追え!

原題は'USS Seaviper'。第二次世界大戦を背景にした潜水艦戦争アクションです。スタッフ、キャストは共に知らない人たち。

1944年。スマトラ島沖で米空軍が撃墜される。捕虜になったパイロットたちを救出する命を受け、米海軍潜水艦シー・ヴァイパーが現地へ向かったのだが、その海域にいるはずのないUボートが…。

地獄のような捕虜収容所からの脱出計画に加え、スマトラ島では日独共同による極秘作戦が?!というお話、なのかと思ったら、その辺はかなりあっさりめでガックシ…。

実際は、Uボートと交戦する事になった米潜水艦内でのドラマがほとんど。激戦の中、新米の副艦長、出世の事しか頭に無い将校、叩き上げのベテランが主導権争いを繰り広げるって感じ、なんですが、これがちっとも面白くない…。だって、戦闘シーンは一応はあるものの、ほとんどがフッテージで、状況はセリフで説明してるだけなんだもの。

しかもその交わされるセリフに中身が無くて、まぁヒドい。おかげで戦闘シーンも緊迫感無し。日常会話のパートも、このシーンいるか?と思わずにいられない退屈さ。これは、脚本、演出、そして演技全てがダメなせいだと思います。

潜水艦モノでここまで眠くなる作品も珍しい。一応、真面目には作ってるんですが、逆にそのせいで才能の無さが露わになってしまった駄作でした。オチもヒドかった…。