ナチス・イン・センター・オブ・ジ・アース - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

11/2リリースアルバトロス

※予告編

原題は'Nazis at the Center of the Earth'。The Asylum社が「センター・オブ・ジ・アース２」に便乗して作ったと思われるＳＦホラーアドベンチャーです。主演は何とドミニク・スウェイン！　ジェイク・ビューシィが共演してます。「センター・オブ・ジ・アース」一作目の時のThe Asylum便乗作品「〜ワールド・エンド」の感想はこちら。

南極基地で観測作業を行っていたペイジたちは、氷の下からあのナチスの鉤十字のマークを発見！　すると、どこからともなく現れたガスマスク姿の兵士たちに連れ去られてしまう。消えた彼女たちの行方を捜す隊員たちは巨大なクレパスを発見、降りていった先にあったのは…。

要するに、南極大陸の下には巨大な地下空洞があり、そこでナチスの残党が生き延びていた！というお話です。お話は、地下秘密基地に隊員たちが拉致されてからがほとんどで、アドベンチャーというよりホラー／スリラーのテイストが強い作品でした。

巻頭は、その地下空洞へ逃げ込む前のナチスと連合軍との激戦！　そこからドイツ風の軍歌が鳴り響くオープニングへと突入！　この流れは不覚にもちょっと盛り上がってしまう(w。

しかし、その後に始まる本編のグダグダさ加減は相変わらずのアサイラムテイスト…。繰り広げられるドラマはユルユルだし、場面の切り返しは適当だしで全然盛り上がらない。オチもヒドい…。

多少良いトコを書き出すと、地下で生き延びるためと称してとにかく人体実験のシーン、つまりは顔面皮剥ぎのような残酷シーン、血塗れシーンが、最近のアサイラム作品にしては珍しいくらいに頻出。そして、ジャケで既にネタバレされてますが、アッと驚くヒトラーの登場シーン＋ナチスらしい超科学の数々（もちろんアサイラムのショボいＣＧで、ですが）くらいかな。あとは、残念ながらスウェインじゃないけど、おネエさんのオッパイもボローンとなったりします。

それから、ジェイク・ビューシィは年を重ねる度に、オヤジそっくりになってイイ感じになってきた。逆にドミニク・スウェインは、三十過ぎたとはいえ、照明さん！もっとライト当ててやって！！と言いたくなるくらい、お顔のシワが目立ち過ぎててちょっとショックでした。