クロストロフォビア 閉所恐怖症
原題も'Claustrofobia'。オランダ製の拉致監禁スリラーです。出演は「裸の診察室」のドラガン・バケマ。監督は知らない人ですが、脚本を「JIGSAW デス・トラップ」のロバート・アーサー・ヤンセンが担当しています。
とあるアパートに引っ越してきた女子大生のエヴァ。だが、引っ越し祝いで酔い潰れた夜、目覚めると何者かに拉致され、地下室のような場所に監禁されていた!!
このタイトルでこの展開なら、当然ヒロインが閉所恐怖症と考えるのが当然ですが、実際は犯人の方が子供時代のトラウマから閉所恐怖症になっているという設定がミソの作品、なのかな?
で、冒頭から、大学の教授やスタッフ、アパートの大家、イケメンな隣人、向いのアパートから彼女の部屋をじっと見つめる男と、ヒロインの周囲には怪しげな人物がわんさか配置されている構成。一体、この中の誰が犯人なのか? みたいな要素もある、かな?
何というか、一応はそういう作りなんですが、実際の出来上がりは、様々なネタの絡ませ方やタイミングがかなり微妙なために緊迫感や異常性がかなりの薄味に。犯人を閉所恐怖症に設定した意味すらよく判らない、単にアブないヤツがおネエちゃんを拉致監禁しただけにしか見えない作品になっちゃってました。
要するに凡作。映像自体はちゃんと撮れてるし、演技もそこそこ。ヒロインのおネエちゃんは、あまり可愛くはないけど、ヌードも披露してくれたりするんですけどねぇ。
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