スペースシャトル2025

原題は'Atlantis Down'。昨年、全計画が終了したスペースシャトルの乗組員たちを主人公にしたSFスリラーです。主演は「ゾンビ3D」のグレッグ・トラヴィスマイケル・ルーカーも出演してます。監督・脚本はよく知らない人。

2025年。軌道上でミッションを行っていたスペースシャトルアトランティス号を、一筋の眩い光が貫く。その瞬間、ただ一人を残して、乗組員たちは地上らしき殺風景な場所に立ち尽くしていて…。

スペースシャトルが2025年でも飛んでるなんて、2010年の製作とはいえマヌケな設定…。でも、機内シーンではBGMを廃して無音っぽい演出をするなど、作りは至って真面目でした。

で、お話はSF映画ファンなら超おなじみ。乗組員たちは何者かによって過去の記憶やらトラウマを幻視させられるというパターン。そのうちに一人、また一人と死んでいって…という流れです。

そんな感じでアイディアには新鮮味は無いし(今日もか!!)、低予算映画な分、映像的なインパクトも薄い。しかし、役者たちは皆熱演し、演出も前述の通りに頑張ってるおかげか、全体のムードは緊迫感があって悪くなかったです。これで、監督にもうちょっと映画的 or SF的なセンスがあれば…という感じ。

ちなみに、案の定マイケル・ルーカーの出番は超少なめでした!!(w。

このパターンのSF映画なら、やっぱり「S.F.第7惑星の謎」が好きです。どこかDVD化してくれないかしら。詳しくは町山大将のポッドキャストで。