奇襲戦線 ナチス弾道ミサイルを破壊せよ!


5/2レンタルリリース インターフィルム

原題は'Баллада о Бомбере'(英題'The Bomber'。独ソ戦を描いたロシア製の戦争アクションです。レンタル版は三時間強の作品を前後編、二巻に分けてのリリース。スタッフ、キャストは知らない人たちです。

ナチスドイツが新型の弾道ミサイルを開発中との情報を得たソ連軍。最終テストを阻止すべく、共闘するゲリラ部隊との連絡を確保するための通信士を、アンドレイが操縦する爆撃機で運ぶ事になる。そして、通信士として空港に現れたのは、かつてアンドレイが恋した女性、カーチャだった。

ジャケから空中戦が中心みたいですが、実際はナチスとのゲリラ戦をメインにした作品でした。

お話は、空輸途中でナチスに撃墜される主人公たち。辛くも生き延びた二人は決死のサバイバル。そして生き別れ、すれ違い、裏切り、捕虜収容所、拷問、ゲリラ部隊の戦い、スパイ工作…という、様々な要素が盛り込まれていて、まさにジェットコースターの様に展開していきます。

それにしてもめまぐるしく展開するなぁ…と思ったら、実は本作、416分にも及ぶTVミニシリーズ版を再編集したもののよう。通りで話がポンポン飛び捲ります。

自分は門外漢なので、どこまでちゃんとしてるか判りませんが、戦闘描写は、空中戦、ゲリラ戦、クライマックスの弾道ミサイルを載せた輸送列車を巡る攻防戦と、かなり迫力アリ。特にゲリラ部隊(パルチザンという単語はもう一般的じゃないのかな?)の様子は非常に興味深い。

また、ヒロインの女の子もオボコい系のカワイコちゃんで中々。TV用作品なので、あまりエロい描写はありませんが。

前述の通り、凄いスピードで話が進むのを了解して貰えれば、結構楽しめる作品だと思います。