ヴァーサス・ゾンビ 時空を越えた生ける屍
5/2レンタルリリース インターフィルム
Evil in the Time of Heroes Regular Trailer (Eng Subs) - To Kako stin Epochi ton Iroon
原題は'To kako - Stin epohi ton iroon'(英題'Evil - In the Time of Heroes')。ギリシャ製のゾンビ映画、その名もズバリ「ギリシャ・ゾンビ」の続編です。スタッフ、キャストは前作から続投。そこに、何故かビリー・ゼインが加わっています。
アテネにゾンビウイルスが蔓延してから一夜が明けた。タクシー運転手のアルギリスは失ったものの、辛うじて生き残った四人。別の生存者グループとも合流したのだが、彼らのアジトに行くと死んだはずのアルギリスがいた…。
前作同様、コミカルテイストの作品。今回はギリシャらしく、古代文明時代からゾンビとの戦いは続いていた!? 的なお話も加わって、るんですが…。
見る前は、現代の主人公たちが古代に転送されて…みたいな、「キャプテン・スーパーマーケット」風の話を想像していたんですが、話は交じり合う事無く、ずーっと並行したまんま。更には現代パートの方だけでも、やたら“三時間前”とか“十分後”みたいに、時系列が行ったり来たりなモンだから、ややこしい事この上ない!
これまた前作同様に、スプラッタ描写は頑張ってるし、1シーン毎のテンポは悪くない。男たちの顔には味があり、おネエちゃんたちは皆キレイ。“ジェダイ騎士”か“時の行者”かといった格好のビリー・ゼインは面白カッコイイし、クライマックスの時空が入り乱れてのバトルもよく撮れてる。
といった風に、映像だけ見れば良いところがたくさんある作品。だからこそ、ストレートな展開でも良かったんじゃない? と少々残念な気持ちになる作品でした。個性的な登場人物たちとその関係性も上手く活かせてるとは言い難いし。
ま、でも、見どころは多い作品だとは思います。そうそう、出来れば「ギリシャ・ゾンビ」を見てから視聴する事をオススメします。
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