人喰い怪物ゴブリン

原題も'Goblin'。ギル・ベローズ主演のモンスターホラーです。監督は「エイリアン・ゼロ」のジェフリー・スコット・ランドー。脚本を「ザ・リベンジャー」のラウル・イングリスが担当しています。

父の仕事の都合で、ハロウィン休暇を兼ねて寂れた山村にやって来たパーキンス一家。だが、彼らが赤ん坊連れであるのを知った村人たちは驚きの表情を浮かべる。実はこの村には、十八世紀からハロウィンの日になると怪物ゴブリンが赤ん坊をさらいに来るという魔女の呪いがかけられていた!

お話のメインは、父の再婚相手と彼女が産んだ弟にまだ馴染めずにいる少女(このコが結構可愛い)。義理の弟がゴブリンに連れ去られる事によって、責任感を持ったり家族の絆に気づいたりという、この手のB級ホラーTVムービーにしてはちゃんと“お話”がある作品でした。

その一方で、肝心のホラー映画としての話の進め方、見せ方はイマイチ…。予想以上にバンバン人が死んでくし、内臓ビロンチョみたいなシーンもあったりするんですが。終盤も、お話を更に面白くしようとしたのが仇になってグダグダ気味になっちゃうし。もっとストレートな展開で良かった気がするなぁ。

とはいえ、SyFyチャンネル放映のTVムービーにしては、かなりマシな出来だと思いました。