フロム・ザ・ラビリンス

1/7レンタルリリース インターフィルム

原題は'Fading of the Cries'。ブラッド・ドゥーリフが出演しているファンタジーホラーです。主役の人たちは無名ですが、「スーパースター 爆笑スター誕生計画」のエレイン・ヘンドリックスが出演してます。監督・脚本の人はVFXマン上がりみたい。

亡き叔父のペンダントを屋根裏で見つけた少女サラ。ところがそれを着けて外に出た瞬間、街の住人たちが化物となって襲ってきた! そんな時、見知らぬ青年が現れ、サラは救われたのだが…。

いきなりですが、かなり退屈な作品でした…。VFXマンの監督作らしく、低予算映画にしては映像面は結構見栄えが良いんですよ。空を覆いつくすカラスとか。ファンタジーものなのに、襲ってくるのがほとんどゾンビ(グールなのかな?)というのは如何なものかと思いますが、コイツらが群れを成して蠢く映像も悪くない。

ただお話が…。ヒロインと謎の青年の逃亡劇、化物に立ち向かうヒロインの母と妹、事件の鍵となる過去の叔父の話、そしてドゥーリフ演じる魔界の者と、四つのパートに分けられるんですが、それぞれが大して面白くないのもダメだけど、それらが頻繁に切り替わるわ、その繋ぎが上手くないわで見ているうちに頭がクラクラと混乱してしまう。それにメインの男女に主役を張るだけのハナが無いモンだから、退屈さに拍車が…。

そんな感じの大凡作。もうこの監督、VFXに専念した方がいいと思います。

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