アンダーグラウンド
原題も'Underground'。「ハードカバー/黒衣の使者」のプロデューサー、ラファエル・エイゼンマンが監督したモンスタースリラーです。俳優はほとんど聞いた事が無い人たち。
廃棄された軍施設で行われたクラブパーティ。ワルどもとトラブルを起こした若者たちが施設奥の地下シェルターに逃げ込んだものの、扉をロックされてしまう。閉じ込められた彼らは別の出口を求めて歩き始めるが、そこには恐るべき謎の知的生命体がいた!
知的生命体の正体は、お約束通りに基地外博士(サミュエル・フラーみたいな感じのアイパッチ爺さん!!)が兵隊用に生体実験して創り上げたモンスター。当然のように暴走、使い物にならなくなり、特殊部隊が抹殺しようとしたものの…という、超ありがちな設定です。
見た目の方も、スキンヘッドにギョロ目、とんがり耳という、ノスフェラトゥっぽい例のヤツ。当然身体能力抜群で、次々にバカ者たちを捕らえては食べちゃうぞぉ!! という流れ。
BGMも残響音混じりのよくある感じのヤツだったりと、全てがどこかで見た事がある、ほとんどオリジナリティが感じられない作品でした。バカ者たちは八人もいるのに全然キャラ立ちしてないから、誰が生き残るのか? みたいな楽しみ方が出来なかったりもします。
ただ、最初からポンポンとテンポ良く話が進むし、撮り方、ショックシーンのゴア度(目ン玉ビロ〜んみたいな)も悪くないんで、暇つぶし程度なら十分な出来かと。
あとは、どうせ安い女優さんばっかなんだから、一人くらいお色気方面でのサービスがあれば、B級ホラーとしては上々だったかな?
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