パラノーマル・エンティティ3 エクソシズム・テープ

パラノーマル・エンティティ3 エクソシズム・テープ [DVD]
11/2リリース アルバトロス

原題は'Anneliese: The Exorcist Tapes'。The Asylum社による“なんちゃってパラノーマル”第三弾は、昨今流行ってるリアル系悪魔祓いホラーに便乗したモキュメンタリー系作品。監督は「メガ・ピラニア」や「エアポート2011」に出演していたジュード・ジェラード・ブレストです。前作の感想はこちら

この映像は1976年に西ドイツで撮影された悪魔に取り憑かれた少女とその家族の様子を収めたものである。三十数年に渡る封印が今解かれる!

というテイで始まる作品。この後は、ネグリジェ姿の少女(というかおネエさん)が司祭や学者に悪態をついたり、誘惑したり、失禁したり、ベッドがガタガタ揺れたりという定番過ぎる展開が延々と続くだけ!

1970年代に撮影されたという事になってるので当然映像はフィルム風。一応、退色してる風、傷が入ってる風な加工を施してあるんですが、これがまぁいつもながらの適当さ。

適当と言えば、舞台がドイツという事でセリフも当然ドイツ語、なんですが、始まってすぐにもう英語になっちゃう! しかも少女に憑いた悪魔の言葉も英語! ‘英語を話した!!’ってビックリするシーンがあるんですが、これがもうマヌケ過ぎて、不覚にも笑ってしまいました。

普段のアサイラム作品なら馬鹿だなぁと見続けられるんですけど、なんだかんだ言っても真面目な作りな分、逆に始まって10分もしないうちに飽きちゃいました。正直丸々一時間半見るのは苦痛でしかない…。

悪魔に憑かれてイイ顔をし続けたり、美乳を放り出したりする主演女優のおネエさん(余り可愛くない…)が不憫になってしまう、そんな作品です。

エクソシズム [DVD]

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