あやかし神楽 - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

今人気絶頂の芦田愛菜ちゃん以前の天才美少女子役、美山加恋ちゃんが何とミュージアムのVシネマに主演! 先祖伝来の力を使って魔物たちに立ち向かう可愛い巫女さんに扮した伝奇アクションです。彼女の両親役に浅野麻衣子と米山善吉、担任の先生役で笑福亭鶴瓶の長男・駿河太郎が共演。監督・脚本はいつもの辻裕之ですが、アクション監督を谷垣健治、特殊造型を藤原鶴声が担当しています。

由緒正しい神社に生まれ、先代の巫女である母親から神楽の舞を厳しく教えられている以外は、ごく普通の女子中学生であるスズカ。だがある日突然、彼女の同級生の四人の少年たちの前に勾玉の欠片が現れ、奇妙な出来事が起こり始める。実は彼女たちは、五百年前に妖怪マギラオを戦い、封印した伝説の戦士たちの末裔だったのだ! そして今、そのマギラオが復活し…。

こんな感じのベッタベタな設定とストーリー。全体の雰囲気も典型的なジュブナイルもの、それも昔懐かしい少年ドラマシリーズ(もしくはドラマ愛の詩)のノリ。これは、加恋ちゃん以外の子役たちの棒演技 + 辻裕之作品特有の緊張感の無い緩んだ空気感にも寄るものかな。

アクションやVFXは、豪華なスタッフが手掛けたにしてはちょっと安っぽい。まぁ、普段のVシネマにしては頑張ってる方ですけどね。正直その方面での見どころは薄いです。

魅力と言えるのは、やはり加恋ちゃんの可愛さくらいかな(劣化したとか言わないように!!)。魔物の復活の鍵を握るのが処女の生き血という設定で、その前振りとして序盤から“もうヤった?”みたいな話が飛び出し、それに加恋ちゃんがドギマギ! ポッ…みたいなシーンもあるヨ。

要するに凡作と言えば凡作。でも、昔はよくこういうの見たなぁ…と感慨に耽りつつ見るのも一興かと。NHKに採算度外視でも、またこういうのを作って欲しいと思いました。

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