BOOK OF THE DEAD ブック・オブ・ザ・デッド

ジョージ・A・ロメロ BOOK OF THE DEAD [DVD]

ジョージ・A・ロメロ BOOK OF THE DEAD [DVD]


Deadtime Stories (2008)

原題は'Deadtime Stories'、および'Deadtime Stories 2'。ジョージ・A・ロメロが製作総指揮とホスト役を務めたホラーアンソロジーです。今回リリースされるDVDは三十分の短編を三話ずつ収めた二枚組(レンタル版は二巻に分けてのリリース)。その前半部分を見させて貰いました。スタッフは「ダーク・ハーフ」や「URAMI 怨み」に出演していた(っけ?)ジェフ・モナハンがメインで、他に「デルタ・ヒート」のマイケル・フィスチャ、「ゾンビ2001」のマット・ウォルシュが参加してます。キャストで有名なのはニック・マンキューゾくらいかなぁ?

谷間に潜む陰

南米のジャングルで消息を絶った夫を探す女。彼女が率いる捜索隊がそこで見た物は…!?

えーっと、簡単に言えば食人族モノです。しかしコレが、どこの低予算Z級映画という出来で…。正直、余り語りたくない…。

びしょ濡れ

気ままに暮らす中年男がある日海岸で翡翠の不気味な箱を拾う。だが、近所の古物商に持ち込んだものの…

要するに呪いの箱だった!? 的なストーリー。これもかなり微妙な出来でしたが、第一話よりはマシだったかなぁ…。

往診

ある夜、息子の様子が急変! 母親は老医師に往診を頼むが…。

って、あれ? このエピソードの監督、トム・サヴィーニ?! IMDbには書いてないけど…。ひょっとしたらジェフ・モナハンが脚本を書いてる2004年製の短編'Chill Factor: House Call'かなぁ? 話の方は狼男モノでした。さすがに他の話に比べて、はるかにマトモな出来。ムチャ面白いってほどではないですが。

と、こんな感じで、邦題から連想されるようなゾンビものは一本もありませんでした。後半は判んないですけどね。それよりも各エピソードの出来が…。特に第一話なんか、何故これを初っ端に…と誰もが思うようなサイテーレベル…。

うーん、各エピソードの冒頭に、ヒッチコックやタモさんばりに登場するロメロ御大のお姿くらいしか楽しむところの無い作品でした。期待して見ないよう、お願いします。