ハチェット アフターデイズ

HATCHET After Days [DVD]

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原題は'Hatchet II'。斧スラッシャー「ハチェット」の正統続編です。主演は「ステイク・ランド 戦いの旅路」のダニエル・ハリス。殺人鬼役のケイン・ホッダー、そしてトニー・トッドは引き続き登場。更には、何とトム・ホランドが役者として出演してます! 監督・脚本は当然アダム・グリーン。

あの沼地ツアーでの惨劇から、ただ一人生き残ったメアリーベス。彼女はある老人に助けられたのだが、彼女の父親の名を聞いた途端、老人に家を追い出されてしまうのだった。翌朝、街にたどり着いたメアリーベスは、老人から聞いた男を訪ねて…。

まずオープニング。ダニエル・ハリスが殺人鬼ビクターに沼の中で襲われるシーンからスタート! まぁ盛り上がるといえば盛り上がるけど、どういう展開? と思ったら、前作から女の子のキャストが代わってたんですね。だからホントに前作の続きというお話です。

で、トニー・トッドが語る殺人鬼誕生の秘密、そしてヒロインは叔父さん(ホランド!)を頼り、トニー・トッドは殺人鬼狩りの面子を召集という流れなんですが、この件がまぁタルくて、正直退屈。

ビクターの殺人ショーが始まるのは、何と残り三十分というノロさ。ここも、一つ一つの殺人シーンはエグくてアイディアも考えられてるんだけど、それらの繋ぎが余り上手くいってない。おかげで勢いやパワーみたいなのは、少なくとも自分は感じられませんでした。この辺は前作で感じた印象と一緒。

グリーンの前作「フローズン」は割りと気に入ったんですけどねえ。でも、よく考えたら「フローズン」は主人公たちが置かれた状況を見せるだけで、お話を語るような所はほぼ無かった。この監督、そういうのが苦手なんだなぁとあらためて思った次第。

要するに、前作「ハチェット」が気に入った人は楽しめるし、そうでない人は…という作品だと思います。

フローズン [DVD]

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トム・ホランドと言えば「フライトナイト」のリメイク、大丈夫かなぁ…。