レイプ・コレクター


7/6リリース ニューセレクト

原題は'Junkyard Dog'。ヴィヴィカ・A・フォックス主演で贈る実録スリラーです。共演はブラッド・ドゥーリフ。監督・脚本は「キル・スピード」のキム・ベースです。

レッカーサービスを装ったジェイドという男に拉致された十代の少女オードラは地下室に監禁され、幾日にも渡って凌辱の限りを尽くされてしまう。その頃、彼女の行方を追っていたFBIの女性捜査官サマンサは、偶然ジェイドと出逢い、逮捕寸前まで追い詰めたものの、逆にオードラと一緒に監禁されて…。

テネシー州で実際に発生した事件を基にしたという本作。犯人は女をさらって来ては監禁レイプ。しかもそれだけでなく、新たな獲物を捕まえると、前の犠牲者を殺し、解体。それを被害者に調理させて食人! 更には被害者やペットのワンコにまで食べさせるという完全サイコパス!!

と、設定を文字に起こすともの凄く猟奇的かつ扇情的な内容のようですが、実際は…大した事無かったです…。だって殺人にせよレイプにせよ、肝心なトコになるとガーッとかバーンみたいなSEでごまかし、場面が変わるともう済んじゃいましたぁの連続なんだもの。一番いいトコは一切見せない! こんな邦題なのにヌードも無し! ケチ! 臆病者!!

というか、この監督、やっぱりセンスが無いなぁ。一つ一つのシーン、お話はそこまでヒドくないのに、それを繋ぐのが本当に下手。おかげで全体が間延びして見える。やっとクライマックス、これで終わりかぁと思ったら、まだ三十分近く残ってる! みたいな。

そのクライマックス、当然捜査官と犯人の対決になって、コレもB級としてはそれなりに考えてあるのに全然盛り上がらない。うーん、このヒト、監督辞めて脚本家に専念した方がイイんじゃないでしょうか。

レイプ・コレクター [DVD]

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