ラブ・クライム


5/27レンタルリリース ミッドシップ

原題は'Personal Effects'。ミシェル・ファイファーアシュトン・カッチャーが共演したラブサスペンスです。キャシー・ベイツも出演していて、原作は「アイス・ストーム」のリック・ムーディによる短編。監督・脚本のデヴィッド・ホランダーは「堕ちた弁護士 イック・フォーリン」で製作総指揮をしてる人で、これが劇場作品は初監督作のよう。

双子の姉をレイプされたうえに殺された青年ウォルター。一方、酒絡みで夫を殺されたリンダ。被害家族同士がいたわり合う会で知り合った二人は、心に開いた物を埋めるように次第に惹かれあって…。

と、こんな感じで、予告編を見た段階で予感してましたが、サスペンスの色はほとんど無く、年齢差を越えて惹かれ合う男女にヒロインの聾唖の息子を加えた三人の姿を描いたドラマ要素の強い作品でした。

そして全体のタッチは非常に内省的。しかも心の動きの描き方も、今のハリウッドの基準に比べて、相当にゆったりじっくり。おかげで主人公二人が恋に落ちるのも、最後の展開にも説得力は出ているものの、正直途中の段階ではちょっと飽きてしまいそうにも…。この辺が日本での劇場公開が見送られた原因でしょうか。

説得力と言えば、ミシェル・ファイファーの美貌はまだ全然イケてるレベル。特にカッチャーとの初デートでウキウキしてる姿は可愛かったなぁ(w。

ウチのブログ向きでない事は確かですが、ドラマとして見応えはある作品だとは思いました。

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