幸せがおカネで買えるワケ


※予告編
 原題は'The Joneses'。「カリフォルニケーション」で復活したデヴィッド・ドゥカヴニーデミ・ムーアが共演したコメディドラマです。出演は他にアンバー・ハード、ゲイリー・コール、グレン・ヘドリー、ローレン・ハットン。監督・脚本のヒトはほぼ新人さんみたい。
高級住宅街へ引越してきた両親と一男一女のジョーンズ一家。美男美女揃いですぐさま周囲を魅了、彼らの持つ物を真似る者が続出するが、実はこの一家、様々な最新商品を売り込む為に派遣されたニセモノ家族だった。
お話は、一番新人の“父親”をベテラン販売員の“母親”が指導。そうするうちに二人の間に…。一方で息子と娘もそれぞれ自我が…という流れ。
要するに仕事優先、拝金主義よりも人間性という、普遍的であり、現在のアメリカ社会にはピッタリのメッセージが入った作品で、コメディというには結構苦めなエピソードも。演出も新人が撮ったにしてはソツ無く仕上がってました。
しかし、ストーリー的にはさほどの意外性は感じなかった。つまんないワケじゃないですけどね。もう少し面白味のあるキャラクターがいれば、そんな気はしました。
あと、元セックス中毒のドゥカヴニーと裸一貫でハリウッドのトップに登った事のあるムーアが“夫婦”役なんだからエロいシーンがあるのかと思ったら、あまりそういうサービスは無くて残念。代わりにアンバー・ハードがチョロっとヌードを披露してくれるので、「インフォーマーズ 欲望と退廃の日々」が発売中止になって地団駄を踏んでた男性諸氏は要チェックの方向でお願いします(w。
アンバー・ハードと言えば、'Drive Angry'はさすがに日本でも劇場公開されますよね?

※'Drive Angry'の予告編