シューター:狙撃手


4/6レンタルリリース ニューセレクト

※予告編
 原題は'The Heavy'。英米合作によるクライムアクションです。主演は「陰謀の戦艦」のゲイリー・ストレッチですが、共演陣が豪華! ヴィニー・ジョーンズスティーヴン・レイ、シャニン・ソサモン、そして何と御大クリストファー・リーまで登場するのです!! その代わり、監督・脚本は全く聞いた事の無い新人ですが…。
殺人を犯した事で今は組織に身を置くブーツ。対照的に次期首相候補とまで目される国会議員の兄クリスチャンが、自らの政治生命を守る為に弟を裏切った事を恨むブーツだったが、久しぶりに会った兄から心臓の病で余命僅かだと聞かされて…。
序盤は、ストレッチの強張った顔とジョーンズのバレバレのつけヒゲは多少気になるものの、組織のボスがレイだったり、主人公の父親がリー御大だったりする事もあって、コレは中々のブリティッシュヤクザ映画、な雰囲気が漂います。
ところが話が進むに連れて、この新人監督の映像派気取りのスタイリッシュ風オサレ演出がハナについてきて…。更に、ホントに唐突にソサモンが住むマンションに主人公が忍び込み、監禁するというスリラー映画みたいなシーンが挿入され始めるから、見てるこっちはアレ? アレレ?! という気分に。
まぁ見ているうちに、監禁シーンが現在で、他は回想というのは察せられるんですが、映画の中で上手くソレを見せられていない。要するに構成が全然なってない作品でした。キャラにもセリフにも面白味無し。クライマックスの展開も“まぁそうなるわな”という流れなんですが、そこに持ってくまでがホントつまんなくって…。
そんな感じで、今日も新人監督のオナニー映画に当たってしまいました。複雑な構成にするのは構わないけど、まずは自分がそれを上手く捌き切れるのか、判った上でやって欲しいモノです。

シューター:狙撃手 [DVD]

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