41歳の童貞男
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2011/04/08
- メディア: DVD
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※予告編
原題は'The 41-Year-Old Virgin Who Knocked Up Sarah Marshall and Felt Superbad About It'。この長ーいタイトルからもお判りの通り「40歳の童貞男」以降の、ジャド・アパトー一派が作り、日本以外では一つのジャンルとして定着している男目線のラブコメディ、いわゆるブロマンス(Bromance)のパロディコメディです。主演のブライアン・カレンは「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」にも出てましたが海外ドラマのゲスト出演の方で目立ってるヒト。ヒロインのノーリーン・デウルフも同様。「無ケーカクの命中男 ノックトアップ」でのキャサリン・ハイグルと「寝取られ男のラブ・バカンス」でのクリステン・ベルをごちゃ混ぜにしたような役で「イントゥ・ザ・ブルー2」のミルチャ・モンローが出演してます。スタッフの方は全くの無名。
ストーリーは、41歳まで童貞だった超巨根男が、セス・ローゲンみたいなのや「スーパーバッド 童貞ウォーズ」のジョナ・ヒル、マイケル・セラ、クリストファー・ミンツ・プラッセ(マクラヴィンならぬマクアナルヴィン!!)みたいなダチたちにせかされて、童貞喪失にチャレンジ?! みたいな感じ。まぁ実際は“絶叫計画”シリーズみたいなノリで、ストーリーなんてあって無いようなモンです。
前述以外にも「ベンジャミン・バトン」や「トワイライト」、「スラムドッグ・ミリオネア」「スター・ウォーズ」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」「ボラット」あたりがネタになってます。
出来の方も似た様なモンで、ギャグの為のギャグに終始。元ネタに対するリスペクトや批評性なんてのは皆無。正直テンポも良くないから、元ネタを知っててやっと…という感じかなぁ。米本国でもDVDスルーの作品なので下ネタやエログロ要素はそれなりにありますが。
まぁコメディ映画のパロディなんて、センスの無いヤツがやるもんじゃないね、というのが感想かな。
ジャド・アパトーと言えば、いつまで経っても劇場公開はおろかDVD化もされない最新監督作「ファニー・ピープル」が、今月スター・チャンネルで突然放送されたので見てみました。
※「ファニー・ピープル」の予告編
原題も'Funny People'。アダム・サンドラー扮する人気絶頂のコメディアンが白血病にかかり余命一年と宣告。自分の原点である舞台に立っていた冴えないスタンダップコメディアンのセス・ローゲンを、作家兼付き人にする。ローゲンと交流するうちに独善的に生きてきた主人公の心に変化が…。そしてこれまで最も愛した女性(アパトーの嫁さんであるレスリー・マン)に会いに行くが…というお話でした。
これまで絶妙だったコメディとシリアスドラマの按排が正直微妙、どっちつかずで、アメリカで評判がよろしくなかったのも納得出来る感じ。こういうのを作りたくなるのは判るけど…みたいな。今後どうするのかなぁ、ジャド・アパトー。
あと、自分がアダム・サンドラーと同い年なのは知ってましたが、セス・ローゲンがid:ta-bowさんと同い年と知ってビックリしました。はてなーのヒトはそういう見方をすれば楽しいかも知れません(w。というか、まだ二十代なのかよ! セス・ローゲン!!
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