大阪風紀委員会
2/25レンタルリリース GPミュージアムソフト
小沢仁志主演の異色ヤクザアクションです。共演はミノワマン、草薙良一、桂亜沙美、仁科貴、そしていつもの面々ですが、久々に大和武士が登場! 監督・脚本は浅生マサヒロです。
関西最大組織の組長の首を殺った五十嵐率いる那美組の五人の男たち。だが弱小の那美組はあっさりと解散させられ、帰る家の無くなった五十嵐たちは縁あって八尾の寂れた商店街の会長宅に身を潜める事に。だが普通の生活、常識に馴染めない男たちは、次第に肩身の狭い立場に。だが、不良たちの素行や地元暴力団の脅迫に苦しむ商店街の店主たちから、治安を守る私設警察、風紀委員として推されて…。
出だしこそ、黒スーツで揃えた小沢兄貴たちが銃をぶっ放す浅生作品らしいオープニングですが、メインは意外にも古くさい商店街を舞台にした人情喜劇調の雰囲気になる変化球気味な作品でした。カタギの暮らしに馴染む者がいる一方で、ヤクザに未練のある者が一人抜け…。そして遂に正体がバレて…、という展開です。
「ゲゲゲの女房」にヒロインの義姉役で登場、素敵な奥さんぶりを発揮していた桂亜沙美。当然商店街のマドンナ的存在で、小沢兄貴とイイ仲に!? となるかと思いきや、何と恋のお相手は勝矢! そして一番演技力に難のあるミノワマンは、イジメられっ子とのイイ関係を。この辺の展開は中々面白かった。
しかし、やはりこういう人情喜劇に、本来アクション派な浅生マサヒロの演出がイマイチ合ってない気も。意欲は買いますけどね。実際、クライマックスのアクションシーンになると、ちょっと西部劇調*1だったりして盛り上がるし。
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*1:無法者を匿って…ってストーリー、何か元ネタがあったかなぁ? id:cinemathejury先生知らない??