アルマゲドン2011

アルマゲドン2011 [DVD]
3/2リリース プライムウェーブ・ネクシード

原題は'Meteor Storm'。当然の様に巨大彗星が地球に接近するパニックムービーです。主演は「バトルスター・ギャラクティカ」のマイケル・トルッコと、こちらも海外ドラマでよく見かけるカリ・マチェット。監督は「クロスゲーム」のティボー・タカクス。前作「2010」の感想はこちら

全世界で流星群が観測出来る壮大な天体ショーのはずが、サンフランシスコには大気圏で燃えつきなかった隕石がまるで雹のように大量に降り注いでくる! 災害対策本部に緊急招集された女性天文学者ミシェルは、この隕石が未知の元素で構成されている事を発見。そして隕石の基である彗星が徐々に地球に接近していて…。

主人公夫婦は、旦那が対策本部の責任者で嫁さんが天文学者という、超都合の良い設定。そして亜流「アルマゲドン」のパターン通りに、夫婦揃って全体の対応に当たるより行方不明になった子供たちを探す方に力を注ぐ無責任なバカ親ぶりを披露する!

ところが、意外に早く発見される子供たち。あれ? と思ったら、旦那の方は現場優先主義らしく、すぐに外に飛び出してしまう! おかげでゴールデンゲートブリッジ崩壊という大災害も目撃! お前、ちゃんと本部で全体の指揮を取れよ! 更に助けられたはずの子供たちまで、妹の恋人を救う為に災害現場に戻り、危うく二次災害の危機に!?

他にも当然の様にバカな軍責任者、バカなテレビレポーターが登場。ええい、この街にはマトモなヤツはいないのか!

一応、何故隕石が燃えつきずに落下したのか、更には何故サンフランシスコにばかり降り注ぐのかという、いつもこの手ので見せられて失笑してしまう要素に、ちゃんと理由を考えてあったりはしますが、全体に漂うマヌケ感は拭いようがない。

まぁ、演出も演技もそれなりにしっかりしてるから、グダグダになるくらいヒドい出来ってワケではないんですが…。去年のよりは多少マシ程度に思っていただければ結構です。

アルマゲドン2011 [DVD]

アルマゲドン2011 [DVD]