バトル・オブ・ザ・リビングデッド


11/5レンタルリリース ミッドシップ

原題は'Evilution'。「デビル・ハザード」で編集を担当していたクリス・コンリーが監督したゾンビホラーです。主演のアンちゃんはよく知らないヒトですが、「フェイクシティ ある男のルール」や「バッデスト 偽りの捜査線」等々、ヒスパニックギャング役でやたら見かけるノエル・グーリーエミー、「ファイナル・デッドゲーム」のジェームズ・デュヴァルが出演してます。

死んだ兵士を蘇生させる実験を行っていた米陸軍の研究施設で、甦った兵士たちが暴走! 施設は壊滅し、陸軍は施設を爆撃、全てを消し去ってしまう。だが、唯一生き残った研究員のダレンは、蘇生薬を隠し持ち、たった一人で研究を続けていて…。

冒頭、研究施設を舞台にしたゾンビ軍団大暴れの図は相当な迫力! グロ度も相当!! こりゃあ期待出来るか?! と思ったんですが…。

主人公が移り住んだのは、住民のほとんどがヒスパニック系というボロアパートの地下室。ここからしばらく静かな展開になるものの、主人公にまとわりつく肉厚系ラテン美女のネエちゃんが、終始その巨乳を強調した格好をしてくれるんでギリギリ許せる。あんた誰? なおネエさんのヌードもあるし。

しかし、いざ住民のゾンビ化が始まってからの展開が…。そのきっかけが死んだギャングでの人体実験だったり、ジャンキーがヤクと間違って蘇生薬を打ったりというのはイイと思う。出来ればストリート中でヒスパニックゾンビギャングが大暴れ! というのが理想だけど、予算の都合でソレがアパート内に限定されたのも理解出来るんですよ。だったら、その限定空間を活かすアイディアを作んなきゃダメでしょ。生き残りバトルの仲間になる連中のキャラ付けも甘いし、ココが全然盛り上がらなくてショボーンでした。

まぁ、壊滅的なまでにヒドい出来って事も無いんで、心の広いゾンビ映画ファンならってトコでしょうかね。

バトル・オブ・ザ・リビングデッド [DVD]

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