ライアー・キルゲーム


10/8レンタルリリース SIMカンパニー

原題は'Drifter'。「ネバー・サレンダー 肉弾突撃」等、ハリウッドで活躍中のロエル・レイネが母国オランダの資本で撮った(と思われる)サスペンスドラマです。主演は「プテラノドン」「シティ・オン・ファイアー」のキャメロン・ダッド。

ある日目覚めると砂漠のど真ん中に放り出されていたビジネスマンのマーティン。しかも背中には腎臓摘出手術を受けたような傷跡が! 砂漠をさまよううちに、同じ様な目に合った男女と出会うマーティン。彼らは砂漠からの脱出を試みるが…。

水も無く、砂漠の暑さで朦朧とする中でフラッシュバックする風景は、薄れていく記憶か、それとも極限状態で見る妄想か…。果たして誰が彼らをこんな目に?! といった感じで進む、シチュエーションスリラーの範疇に入れていい作品でした。

見始めた時は、八十分強の長さとはいえ、こんなプロットで最後まで持つのかよと心配になりましたが、場面は唐突に転換! 更に謎は深まって…という展開に、なるかと思われたんですが…。

ぶっちゃけると正直微妙な出来。ラストのオチも…だし、書く事すら余り思いつかないくらい。このダサい便乗邦題で敬遠される方が多いでしょうが、それで全く問題無いと断言出来る凡作でした。

プテラノドン [DVD]

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