奪還 DAKKAN


9/3レンタルリリース ファインフィルムズ

原題は'Wrong Side of Town'。元WWE、現TNAのプロレスラー、"RVD"ことロブ・ヴァン・ダム主演のアクション篇です。ジャケに大写しになってる、こちらもWWEを退団したバティスタの出番はチョロっとだけ。

妻を助ける為に、はずみでギャングのボスの弟を殺してしまった元特殊部隊のボビー。警察では正当防衛として処理されたのだが、逆恨みしたボスはボビーに懸賞金を掛け、街のゴロツキどもをけしかけて…。

RVDお得意のマーシャルアーツ風ムーヴ同様に、何とももっさりした印象の作品でした。

聞いた事の無い監督に才能が無いんでしょう。アクションも話の進め方もテンポ悪過ぎ。襲ってくるワルどもも頭悪過ぎで緊張感ゼロ。

大体、話しの発端が、越してきたばかりの隣人夫婦に誘われて行ったワルげなクラブ(この時点で相当おかしい)で、ボスの弟に嫁が襲われ…という事なんだけど、肝心の嫁のルックスが、いくらラリってるとはいえ何故コイツを? というレベルの時点で説得力皆無、どうにも話にノレないんですよ。せっかくちょっとエロい娘さんがいるって設定にしてるのに、この展開は全く理解不能。まだ隣人の奥さんの方がイケるクチだったゾ!

あと、主人公の助っ人という美味しいポジションのバティスタ。あの圧倒的な肉体が魅力なんだから裸一貫で闘わせれば良いのに、何故かサブマシンガンを持たせるセンスの無さ。しかも、巨大な上半身のせいで、まるで水鉄砲を小脇に抱えてる様にしか見えず、完全に間抜けなオッサンに!

そんな感じで、かなりダメダメな出来の作品でした。こんなのに出てるようじゃあ、二人の将来は暗いなぁ。さっさとヴィンスに頭を下げた方がイイんじゃないの?

※終盤は劣化版「96時間」みたいな展開に。どうせならコレを丸パクリした方が良かったと思います。