エンド・オブ・フューチャー

エンド・オブ・フューチャー [DVD]
8/6リリース トランスフォーマー

※予告編
 原題は'Eden Log'。フランス製のSFスリラーですが、今回リリースされるのは英語版。主演は「ザ・スコーピオン キング・オブ・リングス」のクロヴィス・コルニアックです。
地球上の資源を使い果たした人類は、植物からエネルギーを採取するプロジェクトを始めていた。だが地下プラントで過酷な労働を強いられてきた労働者たちが反乱を開始。更に植物たちの防衛本能による異変も起こり…。
というあらすじではありますが、これは全部見終わってようやく判るか判らないかといった作り。どちらかと言えば、監督のイメージ優先のアート色の強い内容でした。映画のほとんどは陰影のきつくて、ほとんどモノクロ映画のような映像。
おそらくはバンドデシネ、あるいは弐瓶勉の作品辺りの影響が強い作品ではないかと。ただ、迷宮のような地下プラントで目覚め、訳の判らないままさ迷う主人公。その中で労働者たちの反乱を目撃したり、モンスターに襲われたり、美女と出逢ったりという展開は洋ゲーみたいだなと。ああここでFPS的なアクションシーンがあれば…なんて見ながら思ってしまいました。
実際、そういうアクション面でのサービスがあれば、もう少し娯楽映画として面白かった気がします。SFとしてのアイディアや映像に、それほど目新しい部分、目を見張るような新鮮さが無かったので。美女によるエロ要素、モンスター絡みのホラー要素でも、エンタメ的なサービス精神が欠けていて、正直途中で飽きちゃうヒトが多そうな感じ。
まぁ好きなヒトはいるかも知れないです。個人的にはイマイチな印象でしたが。