バイオレンス・ブルー 真夏の完全犯罪

バイオレンス・ブルー 真夏の完全犯罪 [DVD]

バイオレンス・ブルー 真夏の完全犯罪 [DVD]

原題は'Slave'。「マッハレーサー」のサム・ペイジとナターシャ・マルテ主演による、実話を基にしたエロチックサスペンスです。監督のダーリン・ウェルチは「GOAL! STEP1」の共同プロデューサーを務めてたヒトで、これが初長編みたい。

婚約者のジョージーとバカンスを過ごす為に、長らく音信不通だった父親が暮らす地中海のリゾート地へ向ったデヴィッド。父親の想像以上の豪華な暮らしに驚く二人だったが、彼の豪邸で思い切り羽を伸ばすのだった。だがその夜、繰り出したクラブでデヴィッドが目を離した隙にジョージーが行方不明に。父親を頼り、必死に彼女を探すデヴィッドだったが…。

もう原題で思い切りネタバレされてますが、この後は謎のロシア人に拉致監禁、シャブ漬けにされ性奴隷にされそうになった恋人を主人公が救いに向うという、まぁありがちな展開です。

出来の方はというと、正直聞いた事の無いプロダクションによる作品にしては映像がかなり綺麗。地中海の絶景ぶり、そしてナターシャ・マルテを筆頭とするモデル級美女の肢体も凄く綺麗に撮れていて、男性には目の保養になること間違い無し。

ところが、普通に綺麗なものを綺麗に撮っとくだけにしとけば良いものを、何故か今時のガチャガチャエフェクトを延々と被せちゃってるんですよねぇ。それも、初っ端の主人公の説明から全てその調子で描いてるもんだから、登場人物の人間性や関係性が設定以上に薄っぺらく見えてしまう。おかげでどれだけシリアスな展開になろうとも、見てるこっちにはまるで他人事にしか感じられない。

そんな感じなので、お話的に見るべきものは皆無。一応、邦題にあるようなバイオレンス描写もちょろっとはありますが…。

見どころと言えるのは、前述の通りにたんまり見られる美女たちの肢体くらい。特に、ここまではっきりとヌード&ベッドシーンを見せるナターシャ・マルテは珍しいから、彼女のファンは抑えておくべきかと。これでウーヴェ・ボルの魔の手から逃れられたらイイなぁと思ったら…、うわぁ! 既に'Bloodrayne: The Third Reich'を製作中!? ガックシ…。

※ジャケの元ネタ「イントゥ・ザ・ブルー2」の感想はこちら