宇宙戦争ZERO - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

3/3レンタルリリースネクシード

原題は'High Plains Invaders'。いかにもパチモンくさい邦題ですが、西部劇の世界にエイリアンが襲来したら?! という内容のSFアドベンチャーです。おなじみRHIエンタテインメント作品でもあります。主演は「DRAGONBALL EVOLUTION」でピッコロ役だったジェームズ・マースターズと「デビル・リベンジャー」のシンディ・サンプソン。監督は「ディープ・インパクト2008」のクリストファー・タボリ(J.T.ドナルドソン名義)。

十九世紀末、ウラン鉱に近いコロラド州の寂れた街で、列車強盗サムの死刑執行がおこなわれようとしていた。するとその瞬間、金属で出来た巨大な虫の様な化け物が出現! 弾丸を弾き返す化け物に住民たちはなす術も無く殺されていく。サム以下、生き残った数人は牢屋に立て籠もるが、上空には更に巨大な球体が浮かんでいて…。

死刑囚とその恋人、技術者、女賞金稼ぎといった個性的な面々が、心許ない武器を持ってウランを狙うエイリアンに立ち向かうというストーリー。

ジョン・ファヴロー監督でグラフィックノベル"Cowboys & Aliens"の映画化が決定してるように、ネタとしては十二分に期待出来る作り。実際予告編を見た段階では相当にワクワクしてました。

しかし実際の出来はと言うと、このネタを扱うにしては遊びが無いというか悪ノリが足りないというか。こういうのは良い意味でフザけて撮らないと面白くないと思うんですよ。おかげで冒険活劇のワクワク感が伝わって来ない。RHIエンタ&カナダ製特有のつまんなくはないけど面白味も無いというテイストがモロに裏目に出た感じでした。

まぁ、西部劇の世界観はマジメに作ってる分、それなりに見せられてるとは思いますが、ちょっと勿体無く思えた作品でした。