プロフェッサー

プロフェッサー [DVD]

プロフェッサー [DVD]


※予告編
 原題は'Nobel Son'。自分のマリサ・トメイ熱を再燃させた小品「ビューティフルメモリー」のランドール・ミラーによるクライムサスペンスです。キャストが凄くて、主演はアラン・リックマンにメアリー・スティンバージェン、ビル・プルマンダニー・デヴィート、テッド・ダンソン、アーニー・ハドソンが共演。若手もエリザ・ドゥシュクとリンディ・ブースの「クライモリ」コンビに、ブライアン・グリーンバーグ、ショーン・ハトシーが出演してます。
単位を餌に女子学生とセックスする下衆野郎ながら超天才科学者のイーライが今年のノーベル化学賞に選ばれる。ところが、ワケあって出発に遅れた息子のバークレーが何者かに拉致されてしまった! 先にストックホルムに着いたイーライは、その性格から脅迫電話を気にも留めない。だが速達で送り付けられた血まみれの親指を見て緊急帰国。犯罪心理学者である妻のサラの不倫相手でもあるマックスの指揮の下、捜査が始まったのだが…。
と、こんな出だしなんですが、基本的にはブラックな味付けのコメディタッチ。主人公(?)以下、出てくるヤツ全員どこかおかしなところがあって、彼らが絡み合いながら話が進んでいく、コーエン兄弟ガイ・リッチーの中間みたいなテイストの作品でした。唯一マトモそうだった拉致される息子も専門が“人喰い”だし。
役者が揃ってるだけにシーンの一つ一つはかなりタイトでキマってる。でもねぇ。「ビューティフルメモリー」もそうでしたが、脚本が雑なんですよ。この手の作品の定番通りに話は意外な方向へ…というパターンなんですが、色々と凝り過ぎてるせいで、肝心な登場人物の心の動きみたいなのが抜け落ちちゃってる。画面もガチャガチャうるさくてヤな感じだったなぁ。
でもIMDbの評価は結構高くてビックリ。今の若いヒトにはまだまだこんなのがウケるのかなぁと、ちょっとショックを受けてしまいました。
そうそう、久々に見た気がするエリザ・ドゥシュクはエロくて良かったです。セミヌードも披露するゾ! って、もうそろそろフルヌードを拝ませてくれてもいい気がしますけどね。
最後に、息子役だったブライアン・グリーンバーグが出演してる劇場未公開作が同日リリースされるのでついでに紹介(サンプルが来てない…)。タイトルは「ブライダル・ウォーズ」!
※予告編
原題は'Bride Wars'。主演がケイト・ハドソンアン・ハサウェイ、監督が「シャーロットのおくりもの」のゲイリー・ウィニックによるラブコメディのようですが、何故これが劇場未公開? 一体どういう基準で劇場公開、未公開を決めてるのか、さっぱり判らなくなって来ました。