修羅の統一

9/25リリース GPミュージアムソフト

任侠映画『修羅の統一』予告 松方弘樹 オールインエンタテインメント

芸能界に大嵐が吹き荒れてるこの一週間(まだ終ってない!)。そんな中であえてコレを紹介! 何故か? それは本作の主演がジャケに載ってる白竜、哀川翔、松方弘樹ではなく、昨年覚せい剤取締法違反、及び大麻取締法違反で逮捕され、現在執行猶予三年、芸能界からの引退を宣言した加勢大周だから!!

彼が演じるのは、数年前に分裂騒動を起こした稲川会の再統一を果たした内堀和也氏。キャストは前述の四人以外に、小沢仁志以下いつもの面々。

昭和四十八年、川崎で暴走族を率い暴れ回っていた青年、堀内和也。だが引退を決めていた彼は、いとこが勤める喫茶店のオーナー、清川二郎の事務所で働く事に。実は谷川一家の幹事長だった清川の下で三年間の住み込み修行を済ませた和也は、やがて企業舎弟として名を成していくが…。

この後は、清川(白竜)、更にその上の谷川総長(松方)の下で男を磨き、異例の出世を果たす主人公、しかしまた敵も多く…という流れです。

注目の加勢大周ですが、男前なのは当然としても、妙に視線がさまよったり、急に語気が荒くなったりするのが気になりました。劇中、敵役の勝矢が“ちょっと落ち着けよ…”というのもマジだったんじゃあ…と思っちゃうくらい。まぁあんな事件を起こした後だから、こちらも色眼鏡で見てしまってるのかもしれないけど、以前出ていたVシネマではこんな感じじゃなかったもんなぁ。

作品自体は、いつもの実録ヤクザVシネマのノリで特にどうという出来じゃありません。ただこの豪華キャストを見るに、メーカーは長期シリーズ化を狙ってたんじゃないかと思うんですね(だからタイトルに“修羅”を付けたんだろうし)。そういう意味では非常に残念な作品なんじゃないでしょうか。加勢大周ファンのヒトは、おそらくはこれが最後の作品だろうから必見! という事で。

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