THE CLASH ザ・クラッシュ


8/21リリース AMGエンタテインメント

※予告編
 原題は'Stuck'。スチュアート・ゴードンによるサスペンスドラマです。主演はミーナ・スヴァーリスティーヴン・レイ
勤める老人介護施設での昇進が決まった介護助手のブランディ。その夜、仲間とクラブに繰り出し、ハイな状態で帰路に着いたのだが、誤ってホームレスの中年男トムを車でハネてしまう。パニック状態に陥り、トムがフロントガラスに突き刺さったままで車を運転、自宅に帰宅してしまったブランディ。ワルな恋人の“忠告”もあって通報もせず、そのままガレージに放置してしまって…。
これは中々に見せてくれる映画でした。ヒロインは職業柄、それなりに責任感のある人間のはずなのに、目先の昇進が気になって通報するのを躊躇って、結果的に状況を悪化させてしまう。一方のひかれたオッサンはもちろん被害者ではあるんだけど、事件の発端は彼が軽い気持ちで信号無視をしたから…という感じで、社会の末端に生きる、本当に平凡な人間たちがトラブルに巻き込まれてのた打ち回る様を描いた作品というのがまず興味深い。そしてそれをシリアスに描くんではなく、ブラックな風味もある悲喜劇として作ってあって、単なる低予算のB級映画とはひと味もふた味も違う面白さがありました。
ミーナ・スヴァーリは、彼女の可愛さだけが見どころだった「デイ・オブ・ザ・デッド」の時と比べて余り可愛く撮れてはいないかな。彼氏が黒人という設定の為か、ドレッド風に編み上げた髪型もイマイチな感じ。ただヌード+激しい濡れ場を披露してくれていて、いまだにロリ入ってる彼女が屈強な黒人男に跨って腰を激しくグラインドさせるという、ある一定の趣味の方にはたまらないサービスシーンもあったり。
スチュアート・ゴードンらしいゴアな描写もちょこちょこ挿入されていて、映画好きなら見て損はない作品だと思います。