ストレイ・ドッグ

7/3リリース ミッドシップ

　原題は'Strays'。ヴィン・ディーゼルが「プライベート・ライアン」に抜擢される前に製作・監督・脚本・主演を兼ねて撮っていた1997年製作の作品です。

ニューヨーク。ダチと一緒にヤクを売り、女たちをナンパするヤクザな暮らしから卒業しようと決意したリック。近所に住む清楚な美女ヘザーとの恋が進展するに連れ、ダチとの距離も次第に開き始めて…。

メーカーとしてはアクション映画として売りたい様ですが、そういう要素はほとんど無くてドラマ色の強い作品でした。

って言うか、こんなプロットの映画、もういっぱい見たよ! 三十年、いや四十年前から山ほど作られてきたニューヨーク映画そのまんま。実はサンダンス映画祭に正式出品されたらしいんですが、大した評価が得られなかったのも納得の見飽きたストーリーでした。

それとこの種の映画はストリート感覚があるかというのも重要なポイントだと思うんですが、本作に出てくるヤツって、男女問わずかなりダサいファッション感覚。まぁディーゼルの周りにオシャレなヒトっていそうにないもんなぁ。

と文句を書き連ねましたが、全体の雰囲気なんかは正直悪くない。ブレイク前のディーゼルもさすがにハナがあるし。でも自分を女に超モテモテ男に設定してるのはどうかと思いますけど(w。そんな感じなので、ディーゼルファンなら彼の本質を知る上でも押さえておくべき作品なのは間違いないでしょう。

ニューヨークが舞台で見飽きたストーリーの未公開映画といえば、こんなのも出ます。

7/3レンタルリリース インターフィルム

※「最高のともだち」の予告編

原題は'House of D'。心が子供のままのオッサンをロビン・ウィリアムスが演じるヒューマンコメディなんか、今更誰が見るんだよ! 2004年製作で今までほったらかしになってたのも当然でしょう。監督はセックス依存症のデヴィッド・ドゥカヴニー。その奥さん、ティア・レオーニも共演。ウィリアムスとの出逢いが…というベタな流れになる少年を、「チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室」「スター・トレック」「ターミネーター4」と今年出演作目白押しのアントン・イェルチンが演じてるから、そっちで押した方が良さそうですね。

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