The Spirit(ザ・スピリット)


また自分が輸入盤を注文した直後に日本公開が決まっちゃったよ!

で、「シン・シティ」みたく白黒の濃淡を際立たせてマンガっぽくしてる作品なワケですが、予想以上に実写っぽかった。でも受ける印象は、似た事をやっててよりアニメ寄りの「ルネッサンス」に近いんだから不思議! これは映画として退屈なのが同じだからだと思います。

まず、実写寄りにしちゃった事でブルーバックで撮ってる感が露骨になったってのがあります。更に監督としては素人のフランク・ミラーの演出の拙さ(アクションの間の取り方とか最悪)も目立っちゃってる。だから止め絵で見ると超カッコいいシーンも多いのに、いざ動き出すとスゴくマヌケな印象に。まぁ根本的にお話の構成が全然なってないというのが一番だろうけど。

キャラは立ってるんですけどねぇ。それこそマンガみたいにエロいエヴァ・メンデス(女ねずみ小僧)、マンガみたいにエロい・その2/スタナ・カティック(婦警さん)、その3/パズ・ヴェガ(ベリーダンサー)。そして何と言っても悪モン役のサミュエル・L・ジャクソンとその部下の眼鏡っ子*1役のスカーレット・ヨハンソンの七変化は壮絶! でもこの二人が登場すると、それまでのクールな雰囲気から唐突にマンガ的コメディ演出になっちゃうのは…。これも演出がマズいからちっとも面白くないんだよなぁ。あっ、唯一ダメなのが主役! こいつが全然カッコ良く見えない。

そんな感じで、あっちもこっちもチグハグでバラバラな印象が残る作品でした。他にもこんなマンガ的内容なのに現代の戦闘ヘリが登場したりとかね。これを見ると「シン・シティ」がいかに奇跡的だったのかを痛感させられます。やっぱりロバート・ロドリゲスタランティーノは天才なんだなぁと。今撮ってるはずの「シン・シティ」の続編はロドリゲスが思いっきり口出ししてくれてると思いたい。というか、これを見たらやんなきゃマズいでしょう。

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関係無いけど、今日ブックオフに行ったら「ざくろの色」があってビビりました。当然保護。一応映像優先の作品つながりで。
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*1:ただし、その眼鏡を外すタイミングが判ってねぇよ! フランク・ミラー! ナンであんなどうでもいいシーンで外させるんだよ!!