スカイ・ファイター

スカイ・ファイター [DVD]
6/10リリース ネクシード


※予告編

原題は'Reptisaurus'。航空アクションみたいな邦題ですが、実際は翼竜が南海の孤島で大暴れする怪獣映画です。メインどころは全員無名の俳優ですが、「エアポート'77」「スケルトンライダー」のギル・ジェラードが出演。監督は、B級大魔王の一人、フレッド・オーレン・レイの息子、クリストファー・レイ! しかも初監督作!! 実は原作があるらしく、それもあのチャールトンコミックスで1962年に発行されたアメコミだとか。

その原作コミックはこんな感じ。

巨大な翼竜に米軍特殊部隊が全滅してから三ヵ月後。ドーソン少佐率いる部隊が再び島へやって来ると、そこには偶然島に漂着した若者たちがいた。そんな彼らの前に翼竜が現れて…。

感動しました! いや、別に作品にじゃなくて、駄作を作り続けるレイ親子の強烈な遺伝能力に!

冒頭から誰が何故戦っているのかさっぱり不明なまま進行。漂着したバカ者たちの正体も不明だし、部隊のバックにいる将軍の意図も不明。しかも全体に漂うムードはとにかく緊張感ゼロ。進軍を続けてる間は銃を上に構えて延々とダラけた会話が続く実にボンヤリした展開です。

中盤になってようやく翼竜が米軍の極秘実験によって産まれた事が判明するんですが、そのひと言で済んでるはずなのに、大して何も起こらない実験の様子を延々と見せるマヌケぶり。

とにかくどこを見てもマヌケとしか言い様がない作品で、その一番の原因はもちろん要領を得ない演出にあるんだけど、更に役者が全員揃いも揃ってマヌケ面なのも余計に拍車を掛けてます。そんなマヌケ面たちがマヌケな会話を続けるんだから、もうねぇ…。

それと、一応人種だけは各種取り揃えられて何故か全員が巨乳なネエちゃんたちも、ただただ泣き叫ぶだけの役回りなのも…。せめて一人くらいオッパイを見せるくらいサービスしてくれてもバチは当たんないんじゃないかなぁ。

クライマックス(と言えるのかどうか…)の翼竜撃退の件もトンデモないマヌケぶり。ここまで見どころのない作品も中々お目にかかれない気がする完璧な駄作でした。

スカイ・ファイター [DVD]

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