フラッシュバック
- 出版社/メーカー: アットエンタテインメント
- 発売日: 2009/06/03
- メディア: DVD
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原題は'Flashbacks of a Fool'。ダニエル・クレイグが製作・主演したイギリス映画です。監督・脚本はオアシスのDVD"Lord Don't Slow Me Down"を撮ったベイリー・ウォルシュというヒト。主人公の少年時代を演じるのが「ピュア」「オリバー・ツイスト」のハリー・イーデン。更にクレイグの顔のおかげか女優陣が充実していて、ラッパーのイヴ、オリヴィア・ウィリアムズ、クレア・フォラーニといった面々も出演。更に更にid:kirockyouさんお気に入りのマーク・ストロングもチョロっとだけ登場します。
酒とドラッグとセックスに溺れる落ち目のハリウッドスター、ジョー。そんな彼に届けられた旧友の訃報が、封印したはずの少年時代のある事件を思い出させるのだった…。
いきなりクレイグの3Pシーンからスタート! 当然自慢の肉体美も全開! この後もナルシスティックな鬱々演技が続いて、あぁこれはクレイグのオナニー映画かと思ったら…。
実はこの映画のメインは回想シーンの方。でもこっちはこっちで「スタンド・バイ・ミー」的な男の友情系じゃなく、海辺の田舎町を舞台に隣に住む人妻から誘惑されるジョー少年という「おもいでの夏」みたいな展開に(もう十八歳になったイーデン君のベッドシーンまであるゾ)。更には町一番の美少女ともイイ仲になっていて、主人公の余りのモテモテぶりにちょっとイラッと来てしまう。
で、この美少女役のFelicity Jonesというコがかなりイイ! クレア・フォラーニの少女時代を演じるのも納得の可愛さで、1970年代ファッションに身を包んでボウイやロキシー・ミュージックをバックに踊る姿にはかなりグッと来てしまいました。
とまぁ、話の流れを書き出すとセックス、ドラッグ、ロックンロールでかなり派手な映画みたいですが、実際には抑えたトーンの真面目な作り。でも前述の通りに、お母さん(ウィリアムズ)は美人、隣の奥さんはエロい、彼女は美少女、更に妹や奥さんの娘まで美幼女という百花繚乱、よりどりみどり状態。この男ならどうしたって目移りしてしまう女優陣の充実ぶりが、これが初の劇場長編となる監督には逆に仇になってしまってるなぁ。彼女たちの裁き方&比重の置き方が中途半端なせいで、どこを軸に見ていけばいいのかがボヤけちゃってるんです。だから良い話ではあるんだけど心に響くまでには到ってない。
それでも見て大損はしないレベルではあります。特にクレイグとイーデン君のファンの方は、彼らの美尻が拝めるから必見でしょう。
- アーティスト: ロキシー・ミュージック
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2007/09/26
- メディア: CD
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