ボーンキッカーズ - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

5/8リリースニューセレクト

こんなタイトルで、しかも女性学者がリーダーのチームが主役のミステリーらしく、おいおい今さら「BONES」便乗かよ?! と思ったら、原題も'Bonekickers'。英本国ではBBCで放映されたミニシリーズでした。主演は「モバイル」のジェリー・グレアムと「華麗なるペテン師たち」のエイドリアン・レスター。全六話の中から二話をピックアップしてのリリースです。

#1 "Amy of God"

女性考古学者ジリアン率いるチームがテンプル騎士団の遺骨を発掘。そしてそこにあった木片は彼らが運び出したキリストが磔にされた十字架!? 偶然木片の欠片が指に刺さった看護婦が“奇跡”を起こした事から、現代の狂信者たちが蠢き始めて…。

もう一本の#3 "The Eternal Fire"は、バースのローマ浴場の地下に女王ブーディカ*1の遺跡が!? というお話。

つまりは“宗像教授”シリーズみたいなアドベンチャー色のある歴史ミステリーで、内容も奇想天外というかトンデモというか、見る人が見たら怒り出しそうな突飛な話の連続。

ところが、演出の方は丁寧かつ堅実ないつもの英国調で、題材を考えると少々けれん味不足に思えて、このバランスの悪さがちょっと気になりました。でも一つのネタが一時間にキチッと収まってるので、まぁそれなりに楽しませてはくれます。

それと、研究室の新メンバーとして登場するGugu Mbatha-Raw(何て読むんだよ!!)というコが中々キュートで大きな魅力に。今はTVシリーズのゲストや英国らしく舞台がメインのヒトらしいですが、今後出世するんじゃないかなぁ。

そんな感じで、大傑作! というほどではありませんが、一定レベルには十分達してる作品。これなら全六話を一気にリリースしても問題無いと思うんだけど、今後の予定はどうなってるんだろう? 全話通しての謎みたいなのも引っ張ったままで終ってるし、ちゃんと最後までリリースして欲しいものです。