アナコンダ4

引き続きパート4を紹介! 原題は'Anaconda 4 Trail of Blood'。監督と主演も引き続きドン・E・ファンルロイとクリスタル・アレン。ジョン・リス・デイビスも続投してます。

一応完全な続編ですので、以後の内容には前作のネタバレが含まれます。気になる方はパート3をご覧になってから見て下さい。定番の流れなので読んでも余り差し障りは無いと思いますが。

激闘の現場から一匹だけ持ち去られ、東欧某所でひっそりと研究が続けられていた超巨大アナコンダの子供。だが親と同じくらいの大きさに成長した時、やはり施設を抜け出し、研究員を食い殺してしまう! そして全てに決着をつけようと、女科学者アマンダもここへやって来て…。

ヒロインと大蛇の宿命の対決に加えて、大富豪が派遣した怪しいヤツら、更に何も知らずにやって来た男女まで巻き込んでの三つ巴、四つ巴の激戦が展開!!

という流れなんですが、こんな複雑な構成にしたのが失敗だったなぁ。元々無難な仕事ならこなせるけれど、構成力には難ありなファンルロイだから、登場人物の交通整理が上手くいってなくて全体の勢いも無くなっちゃった。ヒロインは逃げたいんだか倒したいんだか判らないし、明らかに餌要員の連中も終盤まで半端に生き残ってる。大体見せなきゃいけないモノが多過ぎて、肝心のヘビさんの活躍シーンが少なめに。これだったらヒロインの登場を後半まで取っておいて、前半は大殺戮ショー、後半に対決という構成にした方がすんなり楽しめたと思います。まぁ前作とは違う作りにしたかったのは判りますけど。

というワケで前作以上の凡作。でも所詮はTVムービーですからね。正直こんなモンで十分なのかな。

アナコンダ<Hi-Bit Edition> [DVD]

アナコンダ [DVD]